フランク交響曲(カラヤン)

この曲はネーメ・ヤルヴィ+N響が基本に刷り込まれちゃってて、ネーメ版と比べての感想。

 ネーメ版はテンポ速めのぐいぐい推進力で、そのスピード感がパワーの奔流に感じられる。

 ていうのが前提なんだけど、さすがにいろいろ聴いたら刷り込みも薄れてきたかも。

 入口がここ!ってはっきりしてるのは聴き比べる基準になっていいのかもね。

 


 第1楽章。
 おお〜ずっしり。厳つめに重い。けっこうねっちりタメてくるなあ。

 迫力あるぅ……。悪役の中ボス登場場面くらいには厳つい。

 

 歓喜の動機を巻くとこ、粘り気あるな。
 金管の輝かしさ、音色とか、パパーン!と上がるとこ、パワフル〜。勇壮というか、荘厳な。雄大感。威厳。重心低い?て言うのかな? かっこいいなー。

 

 第2楽章。
 ピチカートのリズムが、跳ねないで置きに行く感じ。重めで、地に足ついてる感。ゆ〜ったり流れる。
 重さを保ちながら、粘り気味に揺蕩う。雄大な大河の景観。

 

 第3楽章。
 あら。無言でじわ〜っとくるやつ。そこまで重くも粘りもしないけど、バレンボイムを彷彿。

 

 あ、ぱっと華やか。加速してきた。
 明るく転調してくる場面、かなり切り替えてくる感じ。世界観が変わる。
 ここまで重ために厳つく整えてきた、このタメが一気にパワー放出する感じ。

 

 転調+シークエンスのうねり、迫力〜。
 金管の華やかさ、これはパリ管の持ち味?なのかな?


 ネーメさんが、デカい質量を軽々ぶん回す的な推進力で螺旋の奔流なんだけども、カラヤンもデカい質量で、厳つく重々しくぶん回す感じ。

 

 でもなんだろ、カラヤン、そんなにキャラ強く感じないというか、いや十分厳ついし濃いんだけど、バレンボイムとかチェリビダッケとかミュンシュとか、濃い人いっぱいい過ぎて、帝王のネームバリューのわりには「カラヤン普通にいいんじゃん」みたいな(笑)。  
 ていうか、なんかすごい身構えてたみたい(笑)。


 演奏時間は42:20

 

 

 

🎵 曲名:交響曲ニ短調

✍️ 作曲家:セザール・フランク

🎼 指揮者:ヘルベルト・フォン・カラヤン

🎺 オーケストラ:パリ管弦楽団

💿音源:東芝EMI EMI Classics「フランク:交響曲ニ短調」1972/11録音、2002/10/25発売

⭐ 好き度:★★★★★

🗓️鑑賞日時:2026/7/12、15