再聴・フランク交響曲(ミュンシュ)

 ↓前回のお話。

shika-pon.hatenablog.com

 

 図書館でショーソン交響曲のCD借りて聴いてみたら「んん?こんな感じだっけ?思ってた印象と違う」→「最初に聴いたのなんだっけか、そうそうミュンシュ+ボストン響だった」→再度聴いてみる「……えっ、好き」「わあ……」→「ミュンシュのショーソンいいわあ」→「フランク交響曲と同じアルバムなんだよねえ」→フランク交響曲ももっかい聴いてみる。

 

 ↑わりとどうでもいい前置きなんだけど、こういう、アレ聴いてコレ聴きたくなってやっぱアレも聴いちゃおう、とかやってるの、めちゃ楽しくない?あっちゅー間に時間溶けるの、びっくりするよね。楽しーー!!!

 

 

 第1楽章。
 うん、タメるね。どよんどよんにどん暗いね。
 厳つく、のっしりずっしりなんだけど、あれ? 加速してるな?

 

 しかもけっこう急加速。
 推進力すごい。パワーが乗ってて、信仰の動機んとこ、ぐるんぐるんに巻いてる。
 楽器のリレーとか、シークエンス+転調でめくるめく!たたみかけ!うねり!
 こってり濃厚な音だけど、キビキビしててクドくない。

 

 前聴いたときは自己陶酔感強めに感じてノリきれなかったんだけど。
 いやいや、それわりと些事。どうでもいいじゃん。
 それよりも、キビッキビな機動力、推進フルパワー。めっちゃ好きなやつじゃん。なんで気づかなかったかな。

 

 うねりというかグラインドのパワフルさ。ネーメさんがデカい質量を軽々ぶんまわす的にダイナミックだったけども、ミュンシュも量感というかマッス(塊感)がすごい。
 録音が古いせいか、なんかもっさりしててこもってる?ような気がするし、金管割れそうになってるし、要するに録音がダンゴなのかな?
 でも、それでも、この熱量は捨て置けないし、むしろ運動体としての質量に感じられる密度。


 第2楽章。
 ゆったり楽章だけど、推進力は変わらず。確実に、さらっさらすいすい進むね!
 木管のとろみ、ってなんのこと言ってんのかわからない。むしろキビキビシャキシャキだが?

 

 あ、これかな。2楽章の終盤、強弱のコントロールがたゆーん、というか、ゆあーんゆよーん(©中原中也)というか、バネが効いてるみたいな感じ?

 これのことをとろみと言ってるっぽい。とろみというより、たわみというか弾性?かな?

 

 第3楽章。

「行くぜ!(柴田恭兵)」はやっぱり柴田恭兵だなあ。

 ここ目指して来たんだぜ!うねるぜ!巻くぜ!パワー解放!みたいな。

 

 いったん緩めて、1楽章や2楽章のフレーズ振り返るとこ、ハープぽろぽろ……のとこが妙に沁みる。

 緩急のコントラスト、これが最後のひと巻きにキいてくる感じ。

 

 喜び感、歓喜のラストの螺旋、終わっちゃう寂しい〜けどサイコー!フランク最高!俺達最高!

 みたいな、切な嬉しさに満ちててグッとくる。

 

 ダイナミックレンジ広いな。んで、広いだけじゃなくて、強弱とか緩急のきめ細やかさと大胆さ、キビキビ機動力。ミュンシュすごい。

 

 えーもう、前回と全然感想が違ってて、なんだこれー(惑)

 クラシック音楽おもしろいなー。

 

 

 

🎵 曲名:交響曲ニ短調

✍️ 作曲家:セザール・フランク

🎼 指揮者:シャルル・ミュンシュ

🎺 オーケストラ:ボストン交響楽団

💿音源:SonyMusic「フランク:交響曲ニ短調&ショーソン:交響曲変ロ長調」1957/3/11録音、2015/4発売。

 

⭐ 好き度:★★★★★ 

🗓️鑑賞日時:2026/9/6〜14

 

 

 

ショーソン交響曲(ジョルダン)

 図書館で見かけて借りてみた。

 どんな曲だっけか、確かミュンシュ+ボストン響で聴いたやつ、あ、オペラケーキのアレか〜〜。

って、聴いてみたら、全然違った!

 

 第1楽章。
 なんかわりとしんみり。じんわり情緒感が染み出してくる感じにキいてる?かな。
 悲しげ、切ない感じ。芝居の一幕みたいな感じもあるような。
 ティンパニのドロドロ…とか、ものものしい感じも、なんか芝居みが。

 

 あ、フランクっぽい転調だ。フレーズ繰り返しつつ、ちょっとずつ上がって変形しつつ転調するやつ、循環形式のアレ。フランクの弟子と知って聴くとなるほどだよね〜。

 

 場面変わった。
 しんみりしてたのがパァーッと明るく空気感変わる。

 やっぱちょっとレトロ感あるかも。レトロ・ロマンティック?みたいな。

 

 第2楽章。
 ミュンシュ+ボストン響で聴いたときのと印象が全然違ってて、ん〜…こんな曲だったっけ…?って戸惑う。

 弦の層が切なげに揺蕩うとこ、ミュンシュ版はオペラケーキの層みたい、って書いたけども、これはオペラケーキじゃないな……そんなにこってり濃くないし、も少し清涼感がある。

 あと、なんつーかな、諦観というか、諸行無常というか、切なげな情感が満ち満ちてて、ほろ苦切ない。
 ロマンティックな甘やかさも相まって、カカオ強めの香り高いビターな風情。
 チョコミントのミルクレープみたいな……?(おなか減った)。


 第3楽章。
 ものものしく何事か起こりましたよ!的な入りの3楽章。
 やっぱりお芝居みがあるよねぇ。ワーグナーの面影なのかな?

 

 お、1楽章のフレーズが出てきた。繰り返し畳みかけてくるの、浅瀬のさざ波みたいな。
 大波もキた。ドラマチックにどーん!と来て、ダイナミックにうねる。

 

 いよいよと佳境に入ってまいりました的な盛り上がり。
 ただ、バーンスタインみたいなケレン味ショウアップという感じではなくて、品よく抑えてる感じもあるかな。

 

 終わり際の和音、静かに消えていく感じとか、めっちゃ甘切ない。

 

 フランク交響曲と比べると、同様に循環形式駆使してるっぽいんだけど、情緒感とか物語的な場面を感じる世界観が強い。これは、ワーグナー譲りなのかな?

 フランクもワーグナー「トリスタンとイゾルデ 前奏曲と愛の死」に影響受けたらしいんだけど、インスパイア元が同じでも影響の出方、消化の仕方が全然違ってておもしろい。

 

 ちなみに、ミュンシュ+ボストン響のショーソンってどんなだったっけ?って聴き返してみたら、濃いめ強めでダイナミックレンジめっちゃ広くて、その割にキビキビ機動力でクドくない、っていう、なんか実はすごいクセ強なのではミュンシュて(好き)。

 

 

🎵 曲名:交響曲変ロ長調
✍️ 作曲家:エルネスト・ショーソン
🎼 指揮者:アルミン・ジョルダン
🎺 オーケストラ:バーゼル交響楽団
💿音源:ワーナー・クラシックス、Erato「ショーソン:交響曲、ヴィヴィアーヌ」1985/4録音、2003/6/25発売


⭐ 好き度:★★★★★
🗓️鑑賞日時:2026/8/23〜9/11

 

 

 

 

映画ちいかわサントラ

 映画「ちいかわ」の評判すごいね。映画の音楽もよき、って小耳に挟んだので聴いてみた。

 

 全曲じゃないけど、なんかこれクラシック聴きできるやつ。
 映画の内容わからなくても、楽曲単体でおもしろく聴ける。一曲一曲が1〜2分とかで細切れなのが残念だけど、楽器の使い方とか効果とか、アニメ声との組み合わせとかがおもしろい。

 

 「島のうた」が象徴的な曲で、この曲の旋律がいろんな形で現れる。
 島民の歌で合唱される「島のうた」は明るく愉快なお客様歓迎・島のごちそうソング。
 討伐オファーver.とかで風向きがあやしくなり、セイレーンver.ではめちゃめちゃ不穏なアレンジで、アニメ声の歌声の効果がすごい。

 セイレーンの声、映画で声を演じている声優が歌ってるんだけど、その存在感がめちゃ効く。
 いかにも声優っぽい声って、アニメの世界の声ですよ、ていう世界観が強くて、アニメじゃない場面で聞くと違和感があるんだけど、その違和感が不穏さに転じてるというか。
 「セイレーンの嘆き」のとこで、アニメ声のハ〜〜〜〜!!!ていう切迫した叫びのような、または威嚇のようなコーラスが迫力。
 このハ〜〜〜〜!!!も、あちこちで顔をのぞかせて、物語の場面を想像させる。
 この効果おもしろいなー。この声でドビュッシー夜想曲のシレーヌの女声合唱んとこやったら、また全然違う感じになっておもしろいかもな〜、とか思った。

 

 「セイレーンの襲撃」、ストラヴィンスキー「春の祭典」みたいな変拍子っぽいリズムのたたみかけ、不協和音?かな、なんか緊迫感がすごい。転調でじわじわヤバさが高まり、重低音が不穏。
 静かに収まって、細かいリズムがチッチッチッチッて刻まれたりするんだけど、出るぞ出るぞ来るぞ来るぞ、みたいな緊張感でハラハラする。

 

 「セイレーンからは逃げられない」んとこは、セイレーンのハ~~〜!!!が、ラヴェル「ダフニスとクロエ」全員の踊りを彷彿。切迫する女性コーラスの疾走感スピード感、あれね。レスピーギみたい、とも言われてるらしい?のこれかな。

 「逃げたけど」のピチカートぴちぴちぴち……って、こんなに気持ち悪いの、はじめてきいた……。


 いろんな楽器のいろんな音が使われてて、バラエティ豊か。そういうのはトクマルシューゴという方のお得意な仕事なのかな?
 弦とか管とか楽器の音だけじゃなくて、おもちゃみたいな音、カズーとかブーブーした音とか、サントラならではの効果音ぽい音も混ざってて賑やか。

 

 なんかセイレーン絡みの楽曲にばっかり注目しちゃってるけども、ちいかわたち主人公サイドの楽曲ももちろん彩り豊かに奏でられてて、ユーモラスだったり、動きを想像させられるような、おしゃべりな音が満載。
 このへん、上水樽力という方が、カートゥーン音楽の専門家で、トムとジェリーの劇伴作曲家、スコット・ブラッドリーの研究家だそうなのね。そういや以前見たよ「ららら♪クラシック」のトムジェリ特集。あの人かーーー!!

 

 主人公サイドの物語や心情を表す曲は、ハチワレの歌う「くつずれ」とか児童合唱も加わった「今日の日はさようなら」とか、おセンチめに出てきてて、私ちょっとウェットな表現苦手なので、どっちかつーとセイレーンとか島二郎とか主人公以外の曲に注目しがち。
(「今日の日はさようなら」って、なんか薄気味悪い曲になったなあ……。エヴァで使われてからかな? 友情とか希望とか善良で正しいものが、絶望的に踏みにじられる場面にやたら美しく挿入される、ていうエグい演出が曲の印象に染みついちゃってる)

 

 ところで「ちいかわ」の「なんかちいさくてかわいいやつ」って、誰目線から見て「かわいい」なのかなー?ナゾいよなー、って妙に引っかかってる。

 

 

 

✍️ 作曲家:トクマルシューゴ、上水樽力

💿音源:Spotify『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』オリジナル・サウンドトラック 2026/7/24発売

⭐ 好き度:★★★★ 

🗓️鑑賞日時:2026/8/20〜30

 

フランク ヴァイオリンソナタ

 

 フランクと言えばヴァイオリン・ソナタ。ていうくらい、有名で人気のある曲らしいんだけど、これ聴くのタイヘンだった。
 なにがタイヘンかというと、好みの奏者見つけるのがね……。

 

 人気のある曲だけに、演奏がいっぱいあるのはいいんだけど、試聴してるうちにわかってきたのが「実は甘いヴァイオリン苦手っぽい説」。

 切々とビブラートやポルタメントで歌い上げられると「うっ……」ってなる。
 甘すぎる。情緒的過ぎる。
 でもこの曲、そーいう曲じゃん? クールに「すん……」って曲じゃない訳ですよ。

 

 あれこれ調べたり試聴したりして、一番いいかな、と思ったのがイザベル・ファウストでした。
 カミソリみたいな鋭さが甘さを抑える、っていうか、甘さの質が違う感じ。ベタベタしないキレのよさ。

 


 第1楽章。
 甘やかなヴァイオリン。しっとり受けとめるピアノ。
 糸のように細く、デッサンが正確な線。ビアズリーの線画みたいなヴァイオリン。ところどころ、カミソリみたいに鋭い。

 

 はちみつの甘さ。はちみつって、舌がキューッてなるくらい甘いけど、意外とキレよくベタつかないよね。そういう後味、消え際の儚さ、純度の高い甘さ。精製の練度が高い。

 

 なんかちょっと、小粋な感じする?かな、この楽章。転調の感じかな。ジャズ?とはちょっと違うか、なんつーか小粋としか言いようがない(語彙力)


 第2楽章。
 この楽章好き。繰り返される旋律が、ぐるぐる葛藤するみたいな。
 アレグロで、音数も多いしわりと動きのある旋律なんだけど、印象としては、わーっと発散、というより、内省的な閉じた世界観に感じる。しっとり落ち着く場面もあるし。

 

 また、ヴァイオリン対ピアノのガチり合いの様相もあり。
 ファウストのヴァイオリンの鋭さ、線の確かさが炸裂し、ピアノは柔らかく流麗なんだけど押し負けてはいない。鋭さに抗する柔らかさというか、柔よく剛を制すならぬ、鋭を制す。みたいな。

 

 ピアノとヴァイオリンが向かい合って、それぞれが葛藤とか思いを巡らせてぐるぐるしてる。いっしょにぐるぐるじゃなくて、それぞれがぐるぐる。
 思いを湛えながら向かい合い、互いに見つめ合っている。みたいな。

 

 あとさー、2楽章ってニ短調なのね。ニ短調好きなのかもな?って、ちょっと気にしてる調性。「ニ短調好きかもしれないリスト」に入れとく。

 

 第3楽章。
 なんか一瞬ジャズっぽい?ピアノに感じるのは、2楽章から調性が変わる感じ?じゃないかな?

 訥々と語り合うヴァイオリンとピアノ。互いに距離感確かめるみたいな。

 

 おお〜。歌い上げるヴァイオリン、美音。艶艶しいわ〜。
 ここは旋律が甘すぎないので、あり寄りのあり。好き。
 激情って感じではなく。抑制が効いてて、厳しく己を律する高貴な人みたいな感じが大変好ましい。すっと背筋が伸びるような、品の良さ。気品。

 

 あ、1楽章のフレーズが出てきた。抑えていた思いがふと漏れてしまう、みたいに感じられて大変エモい。
 いつのまにかピアノが寄り添ってて(ヴァイオリンに気を取られてた)、大きくうねる。
 メルニコフのピアノ、ヴァイオリンを柔らかく支えて、自由にのびのび歌わせてあげるみたいな、懐の深さを感じるな〜。


 第4楽章。
 冒頭のカノン。2、3楽章でいろいろと悩んだり葛藤したりぶつかりあったけども、「解決しました!」みたいな、息の合いっぷり。
 結婚祝いに贈られた曲、ていう背景もあいまって、二人の馴れ初めビデオの最後の場面見てるみたいな。「これから私たち、いっしょにやっていきます!」感がパない。

 

 ここの甘さは、はちみつ漬けナッツみたいな、栄養価の高い、豊かさのある甘さ。

 ヴァイオリンの線の細さは変わらないんだけど、ピアノの存在感が増してて、音の厚みが増してる。

 

 シークエンス+転調のフランク節がゆるやかにうねる。気持ちいいな〜。
このうねり、波のような旋律の運動に、喜びとか幸福感がひたひたに滲み出る。

 

 2楽章の厳しめのぐるぐるが再登場するんだけど、それぞれがひとりでぐるぐるしてたのが、今度は手に手をとってふたりでぐるぐるして、それが幸せカノンに巻き取られていく、ていう。

 

 浮足立ったところはなく……いや!ちょーっと浮足立ってるよね?!幸せにふにゃふにゃ笑み崩れそうになってるよね? それを、ギリッギリで保ってる上品な抑制。
 わーい!って浮かれるよりも、じわじわ噛みしめる感じで、こみ上げる感情の大きさを窺わせる。あからさまではなく、窺わせる、ていうのがニクいよね。

 小粋!

 

 

🎵 曲名:ヴァイオリンソナタ イ長調

✍️ 作曲家:セザール・フランク

🎹 演奏者:イザベル・ファウスト、アレクサンドル・メルニコフ

💿音源:Spotify Harmonia mundi「Cesar Franck: Sonata for Piano and Violin / Ernest Chausson: Piano and String Quartet」2016/6,9録音、2017/5/20発売

⭐ 好き度:★★★★★ 

🗓️鑑賞日時:2026/7/10〜8/18

 

 

 

 

 

再聴・フランク交響曲(ネーメ・ヤルヴィ)

 フランク交響曲、ネーメ・ヤルヴィ+N響が、出会いで刷り込みでお気に入りなんだけども。

 いろんな指揮者やオケの演奏を経て、聴こえ方が変わってたりするかな?と思って久しぶりに再聴。

 

↓以前の記事

shika-pon.hatenablog.com

 

 第1楽章。
 速い。久しぶりに聴いたらめっちゃ速い。
 今までは他の指揮者のが遅い、って思ってたのに(笑)。

 

 あ、でもその速さにも緩急があるな。強弱とスピードの重みづけは緩急つけられてて、それによるドライブ感、うねりがすっごい生き生きしてる。トルク強い。
 楽器のリレーのスピーディーさ、音色がまたたく間に色が変わっていく様が気持ちいい。

 

 シークエンス+転調の効果がまた、めくるめき感がすごい。
 音色の色彩感というか、世界観がくるくる変わる。万華鏡をカシャカシャ回すみたいな。

 強弱のメリハリでリズムがシャッキシャキしてて、それがまたイキイキ感。

 


 第2楽章。
 ここも速いんだけど、既に速く感じない。そもそもこういうテンポの曲、と自然に受け取れる。

 ピチカートの歯切れ良さ、跳ねるようなキレのよさ。
 コールアングレもポップさのある、親しみやすいメロディに聴こえるような。

 

 旋律が繰り返される、その繰り返しが次から次と連なる感じ、そのダイナミズムが強調される設計なんだなあ。

 コールアングレの鄙びた音も、そのうねりに乗る運動体みたいに感じる。


 第3楽章。
 走り出す冒頭、めちゃ速い。比較的ゆったりな2楽章(それでも速いんだけど)とのコントラストで速い。

 軽々と「さあ行っくよー」な入りから、ぐるーーん!って巻き巻きオーバードライブする。
 あらー、そしてさらに加速してたんだ。巻っき巻きのくるんくるんだ。

 

 で、減速を挟んでからまた加速、でっかいクレッシェンドで螺旋の質量が育っていく。
 最後のひと巻きに最高潮のパワーとスピードが乗る、これこれ、これだーーー!


 やっぱり大好き。
 この曲を好きになった理由に満ちてる演奏だった。

 

 シークエンスと転調のダイナミズム、構造が生き生きと躍動する運動体としての姿。動きと変化が強調されてるのがハマったんだなー。

 

 

🎵 曲名:交響曲ニ短調
✍️ 作曲家:セザール・フランク 
🎼 指揮者:ネーメ・ヤルヴィ 
🎺 オーケストラ:NHK交響楽団 
📺️放送日時:2019/8/11(クラシック音楽館)

⭐ 好き度:★★★★★
🗓️記録日時:2026/8/12